母を思い、イメージしたお花レリーフ。
この作品は、私の友人のお母様のバースデイプレゼントに作成した物です。
友人からは御任せでと一任されてしまったので、お母様に何度かお会いした時の記憶を辿り・・・背が高くて、やや大柄な方で、とてもキュートなお母様と言う印象があったので、お花モチーフにしようと考えました。誕生石のアメシストは普通のカットではなく“バフカット”と言って裏面にカットが施されていて、表面はカボッションと同じカットが無くつるつるになっています。表からの光の反射で裏のカットが活き、ほのかに輝くのです。たまたま良い色のアメシストが三角のバフカットだったと言う事もありますが、色濃くなかなか素敵な石でした。
作るにあたり大きな石目である事と、プラチナ仕様である事。サイズ的にも目方が付いてしまうし、予算的にダイヤをふんだんに使う事はできなかったので、レリーフで華やかさを出すデザインにしてみようと言う事になりました。
正面から見てお花の中心に仕様するメレーダイヤの良い位置に合わせてお花を彫り始めた為、架空の花となってしまいました。私もこの時、三角の大きな石を扱うのが始めてで、どう収まっていくのかドキドキでしたが、予想通りお花のレリーフにささやかなメレーダイヤが逆に映えて、大きな石ながらも控えめな素敵なリングになりました。
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