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Pt900細工メレーリング&PWG 2ctPt900雲台や&ピンクサファイヤリング
大振りなリングから、全く違うステキな2つのリングに。

お母様から頂いたと言う、Pt900・k18コンビの立派な細工リング。
「サイズは大きいし2ctのダイヤを外し、プラチナのみのデザインなら身に着けるかも・・・。」と、始めはサイズ直しが出来ないだろうかとメールオーダーでご相談を頂きました。娘さんご本人にはk18は余り身に着けないとの事。
ならば!と、まずは上下に付いたリングを外し、お望みのプラチナのメレダイヤー細工リングに。パッと見た目で、2ctのダイヤを枠ごと外せば調度ご本人様のサイズになるであろうと読み、思い切ってカット!
プラチナですから幅があっても指でグッと寄せる事ができ、整える時は慎重になりましたが、読み通りほぼご本人様のサイズ。余裕な地金もない程ぴったりでしたから、本当にラッキーでした。
内側の指馴染み部分は地金も薄く、少々当りがありましたが、限界まで丸く仕上げ、サイズの緩んだ分が当りを和らげた様で、安心しました。本題の2ctブラウンダイヤは、地金が高めでしたので、PWG(ピーホワイト)と言う、メッキを掛けずとも、そのまま無垢で使用できると言うホワイトゴールドを使いました。
何度も打ち合わせを重ねた結果、空枠を応用することにしました。中石の脇止め地金部分に厚みがあった為、ご要望頂いていたメレーを入れられると判断し、再度ご相談しました。センターが茶なので、脇に色を持ってきてグラデーションのイメージにしたいとのご希望で、ピンクサファイアと決まりました。
念の為、石留職人に確認した所、「1mm以下のキューレットが薄いもの」と言われ、14Pes選ぶのに時間を費やしました。腕の脇石には、お婆様から頂いた形見分けのpt850ダイヤ一文字リングのダイヤを彫り留めし、細いお指に全てが品良くまとまりました。空枠を使うことはめったに無いのですが、今回もいい勉強になった作品です。

beforeの写真です。


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