今回の作品は、元より違う素材をご提示され、そぐ合う素材探しをしていた所、お客様の好きそうな“龍”の柄が彫ってある水晶の玉を見つけた事が発端で辿り着いた作品なんです。
「エレガントな中にカッコよさ」そしてキラッキラした物が大大大大好きな方なので、即、スワロと合わせたらいいのではと思いました。 合わせてみるとカットなしの水晶玉の龍をキラキラと生かしてくれています。
顔の向きを上に伸びていくと言う位置がポイント。1本の甲丸線をまずは2つ折りにし、2本の甲丸線を同一方向に交差させながら絡げ、本体の位置を固定させる。スワロと水晶玉は別の丸線で強度ある組み方で納めました。チェーンを通すバチカン部分は全体のラインが崩れるため作らず、絡げた線の交差を利用して下げる形をとりました。納品した側から毎日ず〜っと身につけて下さって大変喜んで頂いています。
お客様のアクションを見る度、ご要望にお応えし納められる事の喜びをまた味わう事ができ、私も大変嬉しい作品でした
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