ただ・・・寄せて入れるにはそれぞれ少々大きい石なため、全てのバランスを見ながら大きな面を作るのに苦戦しました。応用するリングにはある程度の厚みはあるものの、大きな面にしたいからと言ってすり落とせば石を留める厚みが減る・・・ 落とし過ぎてもいけないし、次の石のバランスを考えなくてはいけない。更に言えば、リングの見える正面は限られているので、そこへ執着しなくてはならないし、すり落とした物は元へは戻らないですから緊張しました。
アメシストのカット石だけはどうしてもキュウレット(石の底の尖った部分)が出てしまうので最大限枠を低く作り、メレーダイヤは色石とは逆に使用したい面積からすると大きかったので、作った面にどう入りきるかが心配でした。結果的には、見ての通り煌びやかな見事な寄せ集めリングとでも言いましょうか・・・立派なリングに生まれ変わり、本人も大満足でした。因みに前述した大切な方から頂いたアメシストの方は、今や大事な旦那様となられ、同じフラワーアーチストです。旦那様はウェディング専門、彼女は2児の母でありながら、自宅の一間をお教室に使い、様々なフラワーアレンジを教えてくれるキュートな女性。2人の思い出も込められたリング。大成功でした。
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